飲食店開業をお考えのみなさんは、きっといろいろな夢や将来を思い描き、熱い情熱を燃えたぎらせていることでしょう。しかし当然ながら、情熱だけで飲食店経営を成功させるのは難しいもの。熱い気持ちは大事ですが、それと同じくらいに経営に関する明確なビジョンや事前にさまざまな問題を想定し、クリアにしていくことが大事です。
ここでは、開業をお考えのみなさんに「事前にどういったことを押さえるべきか」ということをお伝えします。
飲食店開業を行う際、「今、○○屋さんが流行っているから」というだけの理由で業態を選ぶのはあまりオススメできません。流行を捉えることは大切ですが、それ以上に開業には明確なビジョンを持つことが大切です。
どのような客層を対象に、何を提供するのか、またどんなお店にしたいのか。しっかりと考え、リサーチを行ったうえでのお店のコンセプト設定と綿密な事業計画が必要です。
開業を成功させるためには、立地は非常に重要です。周辺の住民層や訪れる人の層、人の流れ、競合店舗の有無、さらにターゲットとなる人に合致したサービスであるかなどさまざまなことを考慮して立地を選定する必要があります。
ターゲットの設定とリサーチをしっかりと行い、立地、すなわち店舗を構える場所を決めることが大切です。
事業計画・立地を決めたら、内装を考えます。はじめに立てたコンセプトをもとに、お店の内装を考えていきます。ターゲットやサービスにそぐわない内装では集客につなげることは困難です。一度訪れたお客様に、また来たいと思わせるような居心地のよい内装を考えましょう。
具体的にお店の方向性が決まったら今度は集客について考えましょう。宣伝・広告活動を行い、お店の存在を周知させることで集客や大きな売り上げにつながります。一般的には、お店のことを印象付けるためのロゴや看板の制作、ホームページ開設などが集客ツールにあたります。そのほか、さまざまなツールを使うことで効果的にお客様を集めることができます。
すべての準備が整い、いよいよ開業! ……とても喜ばしいことですが、開業はゴールではなくスタート地点に過ぎません。実際にお店を経営していくうえで、なにも問題が起きずに全部がスムーズに運ぶ、なんてことはほとんどないと言っていいでしょう。
だからこそ、本当に大事なのは開業してから。困ったときに頼りになるサポート会社のアフターフォローが重要です。